展評

展覧会 沈黙の森

展評をするつもりはないですが、、 一応、展覧会での雑感なので、このカテゴリーに。今日久しぶりに展覧会に行って来ました。 僕がお世話になったアートポイント画廊のオーナーだった 岡田氏がプロデュースする小さなグループ展です。 知古の作家さんは山田…

稲憲一郎展

「見ることは考えることだ」 ジャスパージョーンズの言葉です。稲憲一郎の作品を見ているといつもこの言葉を思い出します。 稲さんとは、知り合ってもう随分になります。アーティストとしての長いキャリアと実績のある方ですが、気取りの無い方で、いつもど…

矢野ミチル

過日、矢野ミチル君のショウに行きました。「二つの心臓」と題された、村上大樹と矢野ミチルの共作でした。 矢野君は、僕がアートポイントと言う画廊で個展をしていた頃に知り合いました。若いアーティストとの付き合いがほとんどない僕には、彼は数少ない珍…

村松画廊 終宴 

昨日京橋の村松画廊に行きました。会場には李禹煥、菊畑茂久馬、堂本尚郎、斎藤義重、篠原有司男ら、戦後の日本のコンテンポラリーアートをになって来た作家の作品が並んでいました。 終宴と題された展覧会は今月二十五日で終わり、そして画廊もまた終わりま…

加藤啓 手品師とトンボ船 

JR中野駅にほど近いテルプシコールは、四十席ほどで満員の小さな小屋で、足下から伝わる電車の振動がほのかに心地良く、そしてパフォーマンスは何時ものように、さりげなく始まりました。 加藤氏とは有隣調査団という企画で出会って以来の付き合いで、律儀な…

竹久夢二 

竹久夢二の装丁や挿画を展示していると知って、夢二美術館に向かいました。 本郷弥生の交差点を東大工学部のレンガ塀に沿って根津に向かい、途中暗闇坂を右に折れてだらだらと下る左手に美術館はありました。一戸建ての民家を改装しただけの小さな美術館で、…