あーとふるないと#20 青春て何? 村山槐多が歌ったもの

青春は若者にはもったいないと言ったのは誰だったか、、。

若いということは、ぶざまなもの。
未熟で、愚かで、過剰で、、。

自分で思うほどは、人は見ていない。
世間はそれほど他人に関心はない。

望むほど、たいそうな人間でもないけれど、
諦めるほどにダメな人間でもない。

愛情は、尽きぬほど無限にあるはずもなく、
かといって、絶望するほど冷たくもない。

そんな当たり前のことが肌で理解できるまで、
苛立ちと怒りと、
身悶えするような過剰な自意識の中で、
のたうち回っていたように思います。

思い出せば、赤面することばかりですが、
多かれ少なかれ、人はそんな時代を通って、
オトナになるのでしょう。

青春は若者には荷が重過ぎる。
その重い荷物を少しでも軽くしてくれたのが、
青春の芸術だったと今振り返って思うのです。

ある歳若い友が、、
「ゲームが私を助けてくれました、、」
と言いました。

ひきこもり、ニート、草食系、切れる若者
色んな言葉を投げつけられる若者たち。
それは何時の時代でも変わりません。
けれども、何処かに逃げ場があったように思います。
今の若者に逃げ場はあるのでしょうか、、。

そんなことを考えながらの70分でした。