2009-01-01から1年間の記事一覧

矢野ミチル

過日、矢野ミチル君のショウに行きました。「二つの心臓」と題された、村上大樹と矢野ミチルの共作でした。 矢野君は、僕がアートポイントと言う画廊で個展をしていた頃に知り合いました。若いアーティストとの付き合いがほとんどない僕には、彼は数少ない珍…

村松画廊 終宴 

昨日京橋の村松画廊に行きました。会場には李禹煥、菊畑茂久馬、堂本尚郎、斎藤義重、篠原有司男ら、戦後の日本のコンテンポラリーアートをになって来た作家の作品が並んでいました。 終宴と題された展覧会は今月二十五日で終わり、そして画廊もまた終わりま…

 アクセス

今日このサイトのアクセス数が一万回を越えました。そのうち、九千九百回くらいは僕自身だと思っていますが。 「定義されたエレメントの該当するサイバービヘイビアを手動で、、」どーにかすると、、 どーにかなるのだそうです。 「う〜む」 と言うわけで、…

井上陽水

今日井上陽水の40th Special Thanks Tour 武道館公演に行きました。盛況で、追加公演にもかかわらず満席でした。客層はやはり高齢の四十代から五十代くらいの方が多いのですが、時には母親が娘をともなって、あるいは父親が息子を、といった光景もそこかしこ…

Mail 

前々回に続いてメールの話です。 何年か前から、メールに市場を奪われたという嘆きを聞く事が多くなりました。ついでに近ごろの若者は本を読まなく成ったという話もよく聞きます。 果てしない物語の作者、ミヒャエル エンデが来日した時、同様の事を聞かれて…

加藤啓 手品師とトンボ船 

JR中野駅にほど近いテルプシコールは、四十席ほどで満員の小さな小屋で、足下から伝わる電車の振動がほのかに心地良く、そしてパフォーマンスは何時ものように、さりげなく始まりました。 加藤氏とは有隣調査団という企画で出会って以来の付き合いで、律儀な…

Mail

過日、フィンランドに渡った知人からメールが届きました。このサイトを開設した知らせへの返信です。海外とのメールのやりとりはこれまでにもあるけれど、僕の人生の地図に絶えて乗ったことのないフィンランドという国から、というのがなにやら新鮮で、あら…

竹久夢二 

竹久夢二の装丁や挿画を展示していると知って、夢二美術館に向かいました。 本郷弥生の交差点を東大工学部のレンガ塀に沿って根津に向かい、途中暗闇坂を右に折れてだらだらと下る左手に美術館はありました。一戸建ての民家を改装しただけの小さな美術館で、…

絵描きというもの

「絵描きが能書きなんて言い始めたら、おしまいだよ」 と大昔、ある批評家に言われました。 言葉にならないから、描いているのでしょう?潔く、観客にまかせなさい。という意味でしょう。 なるほどもっともな事です。一言もありません。でも多くのアーティス…

インスタレーション エドワード・キーンホルツ

今日、リンクが切れていたインスタレーションのファイルをアップしました。 テストでネット上に流して二週間余り、気になっていたものの、事情があって手を入れられずにいたものです。これでようやく僕のウェブが一通り完成した事になります。 インスタレー…

ニューレトロ

今はどうか知りませんが、少なくとも僕が住んでいた頃、日本人作家の作品はヨーロッパではほとんど評価されていませんでした。なにも、かの地の評価だけが絶対では無いとは思いながらも、僕の目にも、残念ながら同胞の作品の大半は魅力的ではありませんでし…