九月の展覧会

 今年の九月にさいたま市のプラザノースギャラリーで、いのちを見つめる/美術とリプロダクションというグループ展を開催します。

 さいたま市の北にある、ショッピングモールや役所が入った複合施設なるものの中に、このギャラリーはあります。この手の施設にしては驚くべき広さで、壁面構造なども展示に配慮したいい空間です。

 今日はその展覧会の最初の打ち合わせでした。

 プロダクション(生産)とリプロダクション(再生産)というのがテーマですが、そこに生殖医療の問題をリンクさせようという、大胆な試みです。

 今日の医学の進歩?は人間の生そのものを生産するところまで来ていて、すでに命は、人間のテクニカルな生産品の一部になりつつあります。そこをアートの立場から問うて行こうという、なんとも大きな主題です。

 どんなことになるのか不安ですが、それでも展覧会が今から楽しみです。