空がいつになく綺麗だった日
過日、ちょっとした打ち合わせで渋谷に行きました。
電車の運休、計画停電。ネオンは半減、いや、もっと減っていたかも知れない。行き交う車も少なく、人もまばらで、毎日が祭り騒ぎのようだったあの渋谷は、そこにはありませんでした。
今日、ニュースで、大規模停電の可能性があると、節電を呼びかけていました。
家族で一部屋に集まり、暗い中で食事をしました。ネットも電源を落として。
情報を得る為に、日頃あまり見ないテレビをつけて、その明かりだけで、過ごしました。
息子は真っ暗な部屋で、ひたすらドラムの練習をしています
窓の外も、いつにない暗さで、見上げると、空に星が綺麗でした。
でも、これで十分じゃない?
いらないものが多過ぎたかも知れないですね。僕たちの暮らしは、、。
ネットを見ると、不安を拡散している人達がいます。必要な情報を拡散するのと、自分の不安をまき散らすのは違います。
過日のニュース動画で、新聞記者が、東電の職員に、「死ねっていうのかよ〜」などと罵倒しているのを見ました。抗議をする事と、怒鳴り散らすのも、また違います。
危機にあって、人はその本質が見えるものです。
被災者の方以外の、幸いにしてこの身が安全な場所にいる者は、不安じゃなくて、出来れば希望を拡散したいものです。